版画(大版)

2013年より旺玄会の公募展に応募し入選した作品の中から受賞した代表作を掲載いたします。
制作は60X90㎝の版木を用い版画用のインクを使って楮100%の桐生和紙にばれんで摺りとる方法で行っています。バックが白くないのは未晒しの和紙の色です。

作品の上でクリックしていただくと大きく表示されます。

ENIGMA


2015年 第81回旺玄展 アーティストスペースF 賞 受賞作
Size : 67X94 ㎝

東京駅の前に楠木正成像を配した構図で東京駅の精緻さと正成像の優雅さを対比させ、彫り方を変える事でそれぞれの特徴的な質感を表現しています。
題名の「ENIGMA」は英語で「謎、不可思議」との意味を持ち、東京駅前には存在しない正成像があたかもそこにあるかのような不思議さから付けた題名です。制作直後は「ILLUSION」との題名を付けたのですが、作品を見たアメリカ人の友人が一目見て「Wow This is ENIGMA!」との言葉が耳に残りENIGMAの題名で正式に発表しました。


ENIGMA-Ⅱ


2016年 第82回旺玄展 努力賞 受賞作
Size : 67X94 ㎝

神社の社から現れ天空に向かって昇りゆく龍の姿をモチーフにした作品です。お社は神奈川県の寒川神社で龍と縁がある神社のようです。前作のENIGMAの流れを受け題名に恥じない不可思議なものに考えを巡らせているときにひらめいた構成です。

いにしえ (日光東照宮)


2018年 第84回旺玄展 奨励賞 受賞作
Size : 67X94 ㎝

修復作業が完成した日光東照宮の陽明門をモチーフにした作品です。金色に輝く屋根、鮮やかな色彩が塗られた彫刻群、その荘厳で煌びやかな姿を白黒で如何に表現するかがこの作品の命題でした。またまばゆいばかりの金色と胡粉で真っ白に塗られた部分をどのように彫り分けて表現するかにも悩みました。
今まで習得した技法を総動員し、また新たな技法を取り入れて彫り進めた結果全体の濃淡のバランスも良く、細部に付いても見応えのある良い仕上がりになりました。